試作2号機

回路設計・主な仕様

・電源:Ni-MH充電池 1.2v × 18個 =21.6v
・フル充電で4時間(計算値)
・5v系はDC-DCコンバータで生成。
・主クロックは 10MHz 、モータスピードを決定するクロックは選択できる。
・2軸駆動の拡張性を考慮する。
・液晶表示の拡張性を考慮する。
・モーター駆動はオリエンタル社製 CSD2112-P。

プログラム設計概要

・cpuは pic18f2320 を使用し、主な処理はモータ駆動パルスの生成。
・モータ駆動パルスの生成はtimer1 オーバーフロー割込ルーチンで生成する。
・モータ駆動パルスの種類は3種。
 
 ① 運転モード (run_cw)
  赤道儀の1日は23時間56分4秒=86164秒
  最小回転角度は0.0025°だから、1回転のパルス数=360/0.0025=144000パルス
  1周期の時間=86164/144000 = 0.59836 秒 
  割込インターバル時間 t=1周期時間/2 = 0.29918秒
  Ti時間インターバルで任意のポートをon-offし、パルス列を生成する。
  pic_cpu timer1の設定値A= H'[65536-t/(P/osc)] 
  t= 割込インターバル時間(s) P=プリスケーラ値=8 osc=timer1のクロック=625kHz
  timer1の設定値A= H'[65536-0.29918/(8/62500)] = 42162 = H'a4b2
 
 ② 高速早送モード (cw_first)
  timer1の設定値= H'ffee
 
 ③ 高速後退モード (ccw_first)
  timer1の設定値= H'ffee
 
・操作概要
 ① 電源ON ---> アイドリングモード RUN_LED点灯
 ② RUN_SW ON ---> 運転モード RUN_LEDは点滅。
 ③ RUN_SW 1秒以上ON ---> ①アイドリングモードに移行。
 ④ 高速早送モード、高速後退モードはそれぞれ独立したSWを設け、アイドリングモードまたは動作モードで実行する。

ひとりごと

雑なHPですが、とりあえずここまでの内容をまとめてみました。ご質問、ご意見等・・を頂ければありがたいです。 残念な事に、微動台を作って以来、晴天に恵まれず、ほとんど撮れていない状況です。これから秋に向かい、お気に入りの写真が撮れましたら、ギャラリーを作り、そこにアップして行きたいと思っています。 また、いつになるかは分かりませんが、できれば、もう少し、人様がお金を出してでも、欲しいと思える様なデザインで、製品として恥ずかしく無いような赤道儀に仕上げて行きたいと考えています。 先ずは枚数を撮って、使用感を掴み改良点をまとめ、次なる設計の材料にしなくては・・・。
先日、オリエンタルモーター社のHPを見ていて、とっても素敵なモーターを見つけました。これを使用すれば厚みが30mmの本体も設計出来そうです。  090725      

2009年08月14日

年に何度も無いくらいの星日和だったので、車で移動し初めて南の空を撮ってみた。 とてもじゃ無いけど、↑の様な天の川は写りません。(天の川っぽい陰は電線の左上方に・・・写ってるかな~) いずれにしても、当地、神戸・大阪の明かりが強すぎます・・・ それと、なんと使い辛い赤道儀だろう!自分で作ってながら、腹が立ってきます。。。 スコヤで作った極軸ファインダーでは老眼と近視のボクにはどうにもなりません(怒
秋までに、モバイル赤道儀3号機を作ろうと、決心した夜です。。 
中央:さそり座